外壁塗装を行うタイミングとして、
「冬は気温が低いし、雪が降ったり霜が降りたりするし、大丈夫なの?」
と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、冬に外壁塗装を行うメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。
①気温が低いと作業効率が低下する
過去のコラムでも掲載しましたように、外壁塗装では、一般的に下塗り・中塗り・上塗りと塗装→乾燥の工程を3回行います。
しかし、施工時の気温が低いと塗料の伸びが悪くなり、さらに乾燥の時間が長くなります。
塗料の伸びが悪いと塗り残しや塗装のムラの原因となり、一箇所にかける作業時間が長くなりがちなので、どうしても作業効率が低下します。
また、どれだけスムーズに塗装できたとしても、前工程の塗料が完全に乾燥しないと次の工程に移ることができません。
もし前工程の塗料が乾ききらない内に次の工程の塗装を進めてしまうと、
やはり仕上がりにムラができたり、塗膜のはがれや浮きが発生したりしてしまいます。
そのため、冬の外壁塗装ではいつも以上に塗料の乾燥には注意を払わないといけないのです。
②降雨・降雪時は塗装を中断しないといけない
乾燥しきっていない塗面に水分が当たってしまうと、塗料に水分が混ざってしまいます。
そうなると仕上がりにムラができたり、塗料が必要以上に希釈されてしまい、本来の性能を発揮できず施工不良を引き起こします。
また作業面でも、足場や屋根の上に雪が積もってしまえば転落の危険性があるため、作業が出来なくなるのです。
また、冬の朝は霜が降りていることが多く、日が昇ってから数時間は外壁や屋根が濡れていることも多いです。
しかし、さきほども述べた通り、濡れている箇所へは塗装ができません。
そのため、冬場は春や夏など暖かい季節と比べると作業効率が落ちたりスケジュールがずれたりすることがあるのです。