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Columnコラム

水切りの塗装って必要?

外壁塗装の見積もりにある『水切り』の項目を見て、「これって何だろう?」と疑問を抱いたことがありませんか?
水切りは、建物にとって非常に重要な箇所にも関わらず、ほとんどの方がその存在をしなかったり、必要性を感じていなかったりしがちです。
今回は水切りとは何かと水切り塗装が必要な理由について解説していきます。

水切りの役目とは?

水切りとは、外壁と土台基礎の間に取り付けられている金物のことをさします。物件によっては、外壁の帯板部分や窓サッシの下に水切りがあることもあります。


水切りの役割は大きく分けて2つあります。



  • 基礎に雨水が直接当たることを防ぐ

  • 床下への漏水を防ぐ


水切りがないと基礎コンクリートに雨水が直接当たってしまうため、雨水を吸水しやすくなり、床下に湿気がこもります。そうなってしまうと、シロアリが近寄って来やすい家となり、シロアリ被害に遭う可能性を高めてしまいます。


水切りは、このようなトラブルを防止する重要な役割を担っています。


 

なぜ水切りを塗装するの?

なぜ外壁塗装工事の際に水切りの塗装も必要なのでしょうか?
理由として挙げられるのが主に3つあります。

まず、防水性の向上です。
水切りの役割でも述べましたが、水切り塗装を行うことで防水性を高め、雨水の侵入を防ぎます。
水切りには、雨漏りを防止する役割もあります。
水切り塗装がない場合、外壁から室内に水が染みこんでしまい、雨漏りが発生する原因となることもあるので、行われることをお勧めいたします。

2つ目に、サビやUVから部材を守るためです。
金属製の水切りは、時間が経つとサビやすくなります。
水切りは塩ビ鋼板・スチール・塩化ビニルのいずれかでできている場合が多いです。
塩ビ鋼板又はスチールですと、塗装をしないとサビが発生しやすい材質のため、
劣化させないためにサビ止め塗装工事が必要となります。
また、塩化ビニルは錆が発生しない素材ですが、UVに当たることによって経年劣化してしまうため、
塗装工事でUVから素材を守る必要があります。
材質によって塗装する理由は違いますが、どちらも塗装が必須な材質になります。

最後に美観の維持です。
水切りを塗装することで住宅全体の美観を保つことができます。
塗り替えの時に外壁や屋根だけを塗装すると、雨樋の錆びや破風板の劣化など水切りだけに関わらず付帯物の劣化が浮き彫りになり、
塗装し直さなかった部分が悪目立ちして見えてしまうことがあります。
水切りは住宅のあちこちに設置してあるので、
お住まいの塗り替えのときには水切りの塗装も同時に行うことをお勧めいたします。

水切りは、住宅の基礎部分に雨が当たらないように重要な役割を果たしています。
もし水切りがなければ、基礎部分に直接雨が当たることになり、床下を腐食させてしまう原因となってしまいます。
もし気になるところがあれば、お気軽に山路建設にご相談ください!