株式会社山路建設
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Columnコラム

塗膜がはがれる原因は

塗装後数年ほどで塗装がはがれてくることがあります。

今回は、塗装がはがれる主な原因についてご説明します。

施工不良

施工不良で上げられるのはこのようなものです。


①塗膜の密着不良


 塗装する前の目荒しを行っていない場合は、剥がれやすいです。


 目荒しとは、ホコリや油などを取り除いた後サンドペーパーなどで表面に細かな傷を付けていく作業です。


 この細かな傷に塗料が浸み込み密着性を高めます。


 目荒しを行わないとうまく密着せず、すぐに塗料がはがれてしまいます。




②塗料の相性が悪い


 湿気を吸ったり吐いたりする箇所に湿気を閉じ込める塗料を塗ると当然ふくれやはがれの原因となります。


 その場合専用塗料がありますので、キチンとその個所にあった塗料を使うことが大切です。


 


③湿気が多いときに塗装を行った


 以前のコラムでもお伝えしたように、湿度85%以下・気温5度以上でないと塗装は出来ません。


 この確認を怠るとはがれの原因となる場合があります。




④材料の調合不良


2液性の塗料や希釈率が決まっている材料があります。


調合時にしっかり秤を使ってグラム単位で調合せず、目分量で調合すると硬化不良や不具合の原因になります。




⑤下塗りを行っていない


下塗りを必ず行わなければならない箇所と、下塗りの必要がない箇所があります。


各塗料メーカーで下塗りの有無は明記していますので、その塗料にあった施工方法を行うことが重要です。

経年劣化

一番施工不良で多いのがこちらの経年劣化です。

経年劣化は以下のような状態が起こりやすいです。


①外壁やシーリングに隙間ができている

 外壁のひび割れやシーリングの剥離などが見られる場合、劣化箇所から塗膜内部に雨水が入り込んで湿気が溜まり、

 塗膜がはがれる原因となってしまいます。


②塗料が持つ耐久年数が過ぎている

塗料にはグレードによって耐久年数が異なります。その耐久年数を越えると、はがれや浮きが出てくることがあります。

塗装できない素材に塗装した

アルミや鉄は、元々塗料が付着しにくいため、塗装をしても数年ではがれてくる可能性が高いです。

ただし、最近ではアルミに付着しやすい下塗り塗料も出てきているので、適切な塗料を使用すれば塗装自体は可能になります。
まとめ
塗装のはがれや浮きが発生している場合は、塗膜の保護機能や防水機能が失われている証拠と言えるため、早めのメンテナンスが重要です。

はがれや浮きの原因は、経年劣化や施工不良など様々で、症状を放置していると建物の劣化や雨漏りに繋がってしまいます。

もしこのような塗膜の劣化を見つけた場合は、お気軽に山路建設にご相談ください。