塗装後数年ほどで塗装がはがれてくることがあります。
今回は、塗装がはがれる主な原因についてご説明します。
施工不良で上げられるのはこのようなものです。
①塗膜の密着不良
塗装する前の目荒しを行っていない場合は、剥がれやすいです。
目荒しとは、ホコリや油などを取り除いた後サンドペーパーなどで表面に細かな傷を付けていく作業です。
この細かな傷に塗料が浸み込み密着性を高めます。
目荒しを行わないとうまく密着せず、すぐに塗料がはがれてしまいます。
②塗料の相性が悪い
湿気を吸ったり吐いたりする箇所に湿気を閉じ込める塗料を塗ると当然ふくれやはがれの原因となります。
その場合専用塗料がありますので、キチンとその個所にあった塗料を使うことが大切です。
③湿気が多いときに塗装を行った
以前のコラムでもお伝えしたように、湿度85%以下・気温5度以上でないと塗装は出来ません。
この確認を怠るとはがれの原因となる場合があります。
④材料の調合不良
2液性の塗料や希釈率が決まっている材料があります。
調合時にしっかり秤を使ってグラム単位で調合せず、目分量で調合すると硬化不良や不具合の原因になります。
⑤下塗りを行っていない
下塗りを必ず行わなければならない箇所と、下塗りの必要がない箇所があります。
各塗料メーカーで下塗りの有無は明記していますので、その塗料にあった施工方法を行うことが重要です。