株式会社山路建設
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Columnコラム

下地処理って必要なの?

塗装工事をお願いすると、塗料を塗る前に必ず行われる「下地処理」。

「洗浄」は壁の汚れを落とすのだろうなとは思うけれど、それ以外に何をやるの?

どうせペンキで隠れるのだし、なんだか費用がもったいない・・・。

なんて、思っていませんか?

実は、この下地処理は、塗装の出来の良し悪しを左右する、とても大切な工程なのです!

どんなことをするのか、ご紹介します。

下地処理が必要な理由

「砂上の楼閣」という言葉があります。

立派な形をしているけれど、砂で作られた脆いもの。

下地処理をしないで塗装をするというのは、まさにその「砂上の楼閣」です!


塗装は、とても薄いペンキの膜で、壁や屋根を覆う作業です。

ラップ並みに薄い膜ですので、壁本体のデコボコがはっきりと表面に浮き出てしまいます。

しかも、壁をきちんと処理していないと、その膜がきちんと張り付きません。

表面だけ塗っても、全くきれいな仕上がりにはならないのです。

下地処理の内容

下地処理では、以下のような作業を行うことがあります。

◆ 高圧洗浄

◆ ひび割れの補修、ケレン作業

◆ コーキング作業

◆ 高圧洗浄

高圧洗浄機を使って、強い水圧でカビやほこり、古い塗膜を洗い流します。

外壁にもカビは生えるのです!

日当たりと風通しの悪い場所では、コケなどが生えることもあります。

汚れやいらないものをきちんと取り除いていきます。

◆ ひび割れ補修、ケレン

【ひび割れ補修】

壁にひび割れがある場合、これらをきれいに整えます。

小さなひび割れは、塗料を塗るだけで問題ありませんが、少し大きなものの場合は、きちんと処理します。

これをしないと、また同じ場所がひび割れてしまいます。

シーリング材のほかに、モルタル等を使用して補修することもあります。

【ケレン】

ケレン=すなわち、ヤスリ掛けです。

壁に浮き出たサビや古い塗膜、凹凸を削り取ります。

サビの状況やどの程度削りとるかによって、時間や費用も変わってきます。

◆ コーキング作業

サイディングボードを使った壁面などの場合、目地の部分のコーキングを打ち替えます。

コーキングは紫外線によって劣化し、割れたり痩せたりしてしまいます。

コーキングが割れている状態は、壁の防水(第一防御)に隙間がある状態です。

多くの場合、塗料よりもコーキングの方が劣化するスピードが速いので、塗装のタイミングできちんと確認しましょう。
まとめ
下地処理の大切さをご理解いただけたでしょうか。

地味な作業に思われますが、ここがとても大切です。

どの程度の処理をするかは、家の状態によっても変わってきます。

過度でもなく、不足もない処理はどの程度か、お気軽にご相談ください!