株式会社山路建設
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Columnコラム

悪徳業者にご注意を

近年、リフォーム工事に関する悪徳業者が増えています。

2023年度に、国民生活センターに寄せられた相談件数は、塗装工事に関するものだけで3,700件以上。リフォーム工事全体では10,000件を超えています。

これらは氷山の一角で、さらに多くの方が悪徳業者に悩まされていると考えられます。

国民生活センターに寄せられた相談

国民生活センターによると、訪問販売によるリフォーム工事や点検商法によって、「不要な工事をしてしまった」という相談が増えているそうです。


どのような手口でやってくるのか、国民生活センターに寄せられた事例を参考にご紹介します。

もちろん、このような言葉を言う業者が全て悪徳業者というわけではありません。

一つの事例としてご覧ください。

相談件数の増加

国民生活センターに寄せられる相談件数は、近年増加傾向です。

訪問販売によるリフォーム工事に関する相談では

・2020年度・・・ 8,876件

・2021年度・・・ 9,753件

・2022年度・・・10,076件

と、明らかに増えています。

点検に来たと言って訪れて契約を促す、点検商法に関する相談では

・2020年度・・・7,024件

・2021年度・・・7,431件

・2022年度・・・8,133件

と、こちらも増加しています。

上記の集計方法とは異なるデータですが、塗装工事に関する相談は

・2021年度・・・ 3,985件

・2021年度・・・ 3,860件

・2022年度・・・ 3,755件

と、3,800件前後で推移しています。

出典:独立行政法人国民生活センター(https://www.kokusen.go.jp/index.html)

訪問販売によるリフォーム工事→「契約をせかす」

施主様が納得した満足いく工事を行うためには、契約金額も含めて工事内容について詳しく話を詰めていく必要があります。

そのように考えると、業者が「契約を急かす」ということはあまり考えられません。

(もちろん、緊急性のある工事もあります)

悪徳業者は、約束もないのに業者が訪問し

「すぐに工事をしないと危ない」

「家が壊れる」といった文言で皆さんを焦らせます。

みなさんに冷静な判断をさせないことで、無理な契約を結ぼうとします。

点検商法→「無料で点検する」

家の問題個所を早めに発見し、大事になる前に対応するためには、家の点検は大切です。

高所の壁面や、瓦の状況、太陽光パネルなどの設備は、一般の家庭では点検が困難かつ危険なため、専門家に依頼するのが良いでしょう。

しかし

「外装工事の点検に来た」

「屋根の点検に来た」

などと言って急に訪れ、「無料サービス」と言いながら点検し、「工事をしないと危険」などと言って、新たなサービスや商品を売りつける悪質な手口があります。

また、以前に施工した業者と関係があるような発言をし、あたかも依頼されて訪れていると勘違いさせることもあります。

「無料で点検をしてもらった」ということを負い目に感じ、ついつい契約してしまう方もいるようです。

典型的な勧誘トーク

国民生活センターの分析によると、

「近所の工事の挨拶に来た」

「近所で工事をしている」

などと言って訪れて、無料点検に誘う手口が多いようです。

特に多いのが、「屋根瓦のずれ」を指摘し、「放置すると瓦が飛んで近隣に迷惑がかかる」と言った発言をするものです。

仮に、そのようなことを言われても、決して即断せず、「家族に相談しなければ決められない」「懇意にしている建設会社がある」などと言って、相手には帰宅を促しましょう。
まとめ
悪徳業者が増えているという現状は、同じ建設業者として悔しい限りです!

「おかしなセールスをされたが、本当に修理が必要か不安」などという場合には、迷わずご相談ください。

正しい目で点検し、みなさまの判断に必要な情報をお伝えします。