株式会社山路建設
東京都練馬区中村1-10-20
0120-970-039受付時間:平日 9:00~18:00

Columnコラム

梅雨時期の塗装について

本格的な夏の到来前にいよいよ梅雨の時期がやってきます。
「そろそろ外壁塗装を」と考えているものの、梅雨時期に塗装してもよいのだろうか?
と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、梅雨が明けると暑い夏に突入していきます。
真夏は家の周りを養生で覆われることは避けたいところ。
しかも夏が終われば今度は台風シーズンがやってきます。
できればそれまでにメンテナンスは終わらせておきたいとお考えの人もいるかと思います。
では、本当に梅雨時期の外壁塗装は避けた方が良いのでしょうか?
今回は、梅雨時期に工事をする場合の押さえておきたい注意点などをまとめてみました。

<梅雨時期に塗装をしてもよいのか?>

さて、結論から先になりますが、梅雨時期であっても塗装は可能です。


 


塗装メーカーの出している塗装基準では、


湿度:85%


気温:5℃以上


天候:晴れまたは曇り


となっています。


この環境下であれば、塗装は可能となっているため、


実は1年間通して行うことができます。


 


梅雨時期は気温が5℃以下になることはないので、湿度85%を避けて行う必要があります。


逆に言えば、湿度が85%下回っていれば、梅雨時期でも工事は可能です。


ただし、雨が降っている日は湿度100%ですので、塗装工事はできません。


ただ、塗装が雨で流れる、乾かないといったことはありません。


常に天気を確認し、慎重に雨を避けながら工事を進めるのは外壁塗装の基本になります。


雨が降ったら工事を延期するのは、梅雨時であろうと他の季節であろうと同じですので、


雨水の流れる中で塗装を行うといった状況はありません。


また、湿度が高いだけであれば、湿気硬化型のコーティング材なら乾きが早まりますので、

むしろ好条件と言えるかもしれません。

<梅雨時期に塗装工事をする際の注意点>

〇工期が延びやすい
やはり、雨天の日が多いと、工期が延びやすいことが注意点として挙げられます。
他のシーズンなら2週間で済んだところが、3週間位かかってしまったとか、
午前中は晴れていても午後から雨が降るのが確実な場合は、塗装工事に入らないケースがあります。
ちなみに、これは乾きにくいから、というより、
乾ききる前に雨が壁面にあたることで流れる懸念があるためです。
もちろん、すべての雨で必ず流れるわけではありません。
そもそも足場を立ててメッシュ養生をしているため、
雨が当たりにくくなっているので多少の雨で流れだすというのはほとんどありません。
ただ、最近はゲリラ豪雨など非常に強い雨が降ることもありますので、そのような場合は要注意です。

どうしても短い工期を希望したいというお客様にはお勧めはできませんが、
もし気にならないのであれば全く問題はないかと思います。
特に昨今の天気は読みにくいところがあるので、
せっかく梅雨時期を避けたのに雨続きとなる可能性もありますし、
カラ梅雨で順調に進むケースもあります。

〇塗料の臭いが抜けにくい
湿度が高い日は塗料の臭いが気化しにくいため、
臭いが抜けるまでに時間がかかる恐れがあります。
塗装の工程によっては換気のために窓を開けることが難しい場合があるため、
臭いに敏感な人は注意が必要です。
また、犬や猫、その他ペットを飼われている場合には、
塗料の臭いでペットが体調崩してしまうなどもあるかもしれません。
梅雨時期に限った話ではありませんが、
比較的風通しの良い場所にケージをおくとかどこかに預ける等、
塗装工事中の対策をお考えになられるとよいかもしれません。

このように梅雨に限らず、雨が降る日や高湿度下での施工は注意が必要ですが、
大半の職人さんは事前に天気予報や降水確率などを確認しています。
そして、工事予定を踏まえて工事をするのかしないのか、
するとすればいつまでに行うのかを判断しています。

例えば、雨が降っていてもできる工事もありますし、
鉄部などで溶剤系の塗料であれば乾燥が早いので、
午後から雨の予報であれば、外壁ではなく鉄部を先にしておく、
また、ビニール養生、清掃などは雨が降ってもできる工程です。

正直梅雨時期であってもしっかり工程を守って工事を行えば、
後々不具合が起きることはほとんどありません。
どうしても心配であれば、
雨の予報の場合、工事はどうするのか等を事前に確認してみてください。

今回は、梅雨時期の塗装について解説してきました。
意外と梅雨時期でも出来そうだな、と印象が大きく変わった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もし気になるところがあれば、お気軽に山路建設にご相談ください!